貸金庫とは文字通り金庫を借りられるようになっている金融サービスのことを指し、主に銀行や信用金庫などが個人や企業を対象に貸し出しを行っています。
金庫に入れられるものは現金に限らずに、業務上で重要な書類や換金したら高額になるようなアイテム、無くなったら困る個人的な大切なものなども保管してもらえるというのが特徴です。
有価証券や大切な貴金属、遺書や美術品、アルバムや記念品なども預けることができます。
貸金庫は銀行や信用金庫の営業時間内であれば契約者が自由に利用できるようになっていますので、最初に入れたものから中身を変えたいといったときでも平日の日中ならいつでも行えるものと捉えておいてください。
個人だけでなく企業や地方自治体なども貸金庫は幅広く利用しているため、多少需要が減ったとしても、銀行業務の一環として今後も残っていくことが予想されています。
京都府には貸金庫が利用できるようになっている銀行や信用金庫が沢山存在しています。
大手メガバンクから地方銀行まで、いくつもの選択肢の中から自由に選べるようになっているものと想像しておいて構いません。
預けておきたいもののサイズや預け入れ期間などによって利用料金が変わってくるので、どの銀行や信用金庫がお得だとは一概に言えませんが、利用者のほとんどがメインバンクと認識しているところを利用先に定めているといった傾向がありますので、何か大きな理由でもない限り融資を受けている銀行に大切な書類をそのまま管理してもらっているような中小企業も少なくないのです。
京都府でいえば京都府にある地方銀行から融資を受けているような会社が多いので、メガバンクだけでなく地方銀行の貸金庫も京都府の場合は活発に使用されているものと認識しておいてください。
注意点としては現金を預け入れる場合に、銀行口座に入れておくだけで加わるような利子が付かないという点が挙げられます。
銀行や信用金庫の窓口を通さずにすぐに持ち運びできるような現金を束で安全な場所に保管しておきたいなどという際には役立ちますが、どうせ大金を預け入れるなら利子が付いたほうがいいという個人事業主などは法人用の銀行口座に資金を入れておいたほうがいいと言えるのです。
またその場合には金庫利用料も不要となりますので年間にすると結構な額の経費が節約できるようにもなります。
契約先はコストパフォーマンスを重視してもいいですし、立地条件がいいなどの理由で選んでもいいので自由度はかなり高いと言えるでしょう。